スリルライフ/新庄剛志

野球

プロ野球が開幕して2ヶ月が経ち、BIGBOSS率いるファイターズは18勝27敗(5/23現在)と借金生活が続いています。
監督就任会見で「優勝なんか一切、目指しません!」と断言し物議を醸しました。その真意はどのようなことなのか、そしてBIGBOSSの考えるチームの核となるものは何なのかを探るため”スリルライフ”を読んでみました。

1972年、福岡県で生まれる
1990年、阪神タイガースにドラフト5位で入団
1993年、球団歴代歳少年の先発4番として出場。B9、GG賞受賞
2001年、ニューヨークメッツに移籍し日本人野手として初登録。開幕デビュー戦でHRを放ち、NYの人気者に
2002年、サンフランシスコジャイアンツに移籍。日本人初ワールドシリーズ出場
2003年、メッツに復帰もオフに戦力外通告
2004年、北海道日本ハムファイターズに入団
2006年、日本一に導き引退
2010年、バリ島へ移住。ほぼ同時期に詐欺に合う
2018年、“わいたこら”出版
2020年6月、“もう一度プロ野球選手になる。”出版
2020年12月、現役復帰を目指すためトライアウトに参加も、声がかからず断念
2021年10月、北海道日本ハムファイターズ監督就任
2022年2月、”スリルライフ”出版

守備で魅せるチーム

  • ファンに「あいつの守備が見たい」と思わせるような選手をどんどん増やしていく
  • センターの選手には、自分の守備の技術についてなるべく教えたい

まずはなんといっても守備。現役時代のBIGBOSSというとやはり守備の印象があります。日本だけでなくアメリカでもその守備力でチームを救い観客を沸かせていました。
そんなBIGBOSSが監督になり、まず力を入れたのは守備力の向上。キャンプからフラフープを使い強く低い送球を意識させたり色々な守備位置を経験させたり、守備から意識を変える様子が伺えます。

特に思い入れのあるセンターには今季近藤選手を配置しました。チームの核となる選手を守備の中心で守らせることでチームを引っ張っていってほしいという思いが伝わります。(残念ながら、近藤選手は怪我で離脱してしまいました。その代わり、松本選手や浅間選手がセンターを守りチームを引っ張る選手になるチャンスが来ていると思います。)

ファンの力

  • 技術6+メンタル2+ファン2
  • 2006年ファンの力を借りて優勝できた。あの時の選手はもういないが、あのときのファンはまだたくさん残っていてくれていると思う。
  • ファンが見て、ワクワクするような野球

BIGBOSSは現役時代からファンをとても大切にしてきました。というのも、ファンあってのプロ野球で、ファンが選手の能力を引き出してくれることを知っているから。2006年ファイターズが北海道に移転して3年目でリーグ優勝、日本一に輝いた年は、一ファンが見ても熱い応援が選手を後押ししたと思います。

そしてファンを楽しませる野球をする、これがBIGBOSSの思いだと感じます。その思いを率直に表したのが、今年のスローガン”ファンは宝物”ではないでしょうか。

優勝より大事なこと

  • 彼らの隠れた能力を引き出し、引き上げることが自分の仕事
  • 選手が成長し僕も成長する
  • 選手たちが「監督は優勝を目指さないと言っていたけれど、俺たちの力で優勝しよう」と言ってくれたら最高

ここ数年、若手中心の編成となっているファイターズにとって大事なことは成長と経験。もちろん、1試合1試合の勝利を積み重ねることでの喜びはありますが、今の選手層で簡単に優勝できるほどプロ野球は甘くないことをBIGBOSS自らが知っていることでしょう。
しかし優勝できないとは言っていません。一人一人能力があってプロ野球の世界に入ってきて、その能力を磨き、生き残っていくために何が必要かを見出す。そうすることで、チームの底上げにつながるだろうし、その先に優勝が待っているものだと思います。

最終的にはプレーする選手たち本人がやるべきことをやり、そして勝利へ貪欲な姿勢を見せることができれば自ずと結果として表れるものだと信じています。

最後に

ここに書いてあることの他にもいろいろな構想が、BIGBOSSの頭の中に湧き出るように浮かんでいると思います。
そしてBIGBOSSの船に乗ってまだ序盤も序盤です。今年は一喜一憂せず、少しの成長をも楽しんでいくそんなシーズンにしていければいいと思います。そして来年か、再来年(いや、今年だって可能性はありますね)にはBIGBOSSが宙に舞う姿を目に焼き付ける日が来ることでしょう。
これからの新庄剛志、そして北海道日本ハムファイターズを楽しむために一読して損はない1冊になっています。

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