わいたこら。人生を超ポジティブに生きる僕の方法/新庄剛志

野球

昨年の10月に新庄BIGBOSS誕生から、早5ヶ月が経過しようとしています。現役時代から様々なプレーやパフォーマンスで野球ファンのみならず多くの人を驚かせ、監督になった今もキャンプやオープン戦で選手よりも注目を浴びており、さすがのスター性は健在です。

ここでまず、新庄さんの経歴を簡単に確認しておきましょう。

1972年、福岡県で生まれる
1990年、阪神タイガースにドラフト5位で入団
1993年、球団歴代歳少年の先発4番として出場。B9、GG賞受賞
2001年、ニューヨークメッツに移籍し日本人野手として初登録。開幕デビュー戦でHRを放ち、NYの人気者に
2002年、サンフランシスコジャイアンツに移籍。日本人初ワールドシリーズ出場
2003年、メッツに復帰もオフに戦力外通告
2004年、北海道日本ハムファイターズに入団
2006年、日本一に導き引退
2010年、バリ島へ移住。ほぼ同時期に詐欺に合う
2018年、“わいたこら”出版
2020年12月、現役復帰を目指すためトライアウトに参加も、声がかからず断念
2021年10月、北海道日本ハムファイターズ監督就任

今回、そんな新庄さんが、現役復帰や監督就任について(おそらく)思いもしなかったであろうバリ島在住中に出版した“わいたこら。人生を超ポジティブに生きる僕の方法”を読んでみました。まずこの一文が新庄さんの生き様をまさに表しています。

普通の人が乗ったら死んじゃうくらいの、安全ベルトも停止装置もない、ジェットコースターのような僕の人生。

わいたこら。人生を超ポジティブに生きる僕の方法

ご自身でもこのように思っているのですね(笑)。赤の他人が簡単に想像できるわけもありません。

書籍の中で私が印象に残ったのは以下の3点。
それぞれ見ていきましょう。

ポジティブ思考

  • 裏切られた。ものすごい額のお金を、最も信頼していた人に騙し取られたんだ。~中略~それも、100万円とか200万円のレベルじゃない。20億円だ。
  • アメリカに行った最初のころ、僕はなかなか友だちができなかった。ロッカールームでも、仲良く話をする選手はいなかった。(中略)あるとき、試合が終わって自分のロッカーを開けたら、汚れたスパイクが詰め込まれていた

多くの人なら気が滅入るような出来事が多々出てきます。さすがの新庄さんも生きた心地がしなかったようです。しかし、何事も人のせいにするのではなく自分に責任があったと考え自分の行動を変えれば相手の対応も変わってくる、むしろ自分が変わらなければ何も変わらないと考えています。

明るくポジティブにやっていると、全部が自分のペースになってくるエピソードも出てきていました。次に出てくる“運”もこうしたポジティブな考えによって引き寄せてくれると伝えています。

逆境の時こそチャレンジ、そして努力

  • 阪神入団時:5位指名は僕にとって屈辱だった。めちゃくちゃ悔しかったので、プロに入ったらみんなを見返してやろうと思った。
  • メジャー移籍時:「新庄は日本の恥」と言われて、燃えた。
  • 2年連続5位に低迷し北海道へ移転の日本ハム入団時:僕一人で、チームをどれだけつよくできるだろう?僕一人で、北海道をどれだけ盛り上げられるだろう?このチームを優勝させたら、どれだけ格好いいだろう?そう考えたらワクワクが止まらない。

前述のようにポジティブに考える新庄さんは、周りの意見が厳しいほどやる気がみなぎります。絶対に見返してやろうと。
しかし、結果がすべてのプロの世界で生まれ持った才能だけではうまくいく人は少なく、そこに並々ならぬ努力をした人が勝ち残っていくものだと思っています。それもアピールするための見せる努力ではなく、スターになるための努力を一切惜しまなかったそうです。
新庄さんはさらに“成功するためには運が必要”と考えています。チャンスは常に与えられるものではありません。巡り巡ってたまたま自分のところにやってくる、そうしてそれまでの努力を結果へと結びつけることができれば、一気に自分の地位を確立することに繋がります。この時のために常日頃から努力をする必要がありますね。

奇想天外のアイデア

  • まさかの敬遠球のサヨナラヒット
  • スパイダーマンやゴレンジャーのかぶりものをかぶってシートノック
  • ゴンドラで降りてくるというのは、ユーミンがコンサートでやっているのを見て、思いついたアイデアだ。
  • みんな好き勝手にバリ島の夜を楽しんでいる。(中略)「そうだ、明日からここに住もう。ここに住めばいいんだ。」

敬遠球をサヨナラヒットにできたのは、数試合前に同じ場面があり打てるかもと思ったのがきっかけで、その後の練習で敬遠球を打つ練習をして、当時の監督・コーチに周知させ、あの結果になったのはとても有名な話だと思います。
常に何か吸収できるものがないかという視点で物事を見て、そして実行までには綿密な計画を立て成功に導く。それが新庄流。
バリ移住は完全に思いつきだそうですが(笑)

最後に

他にもご家族のこと、バリ島での出来事など人生の分岐点ともなりうる内容が詰め込まれています。
何より自分の人生は自分でしか決められない、その人生をいかに楽しむか、楽しんだもん勝ちということを何度も言っています。

そして今季から監督になって以降、ガラポンで打順を決めたり、守備位置を固定させなかったり、まだまだこれから思いもつかないような起用法や戦術が出てくると思います。しかし、選手たちに楽しく野球をやってもらうことやスターへの階段を昇って行ってもらうきっかけを与えていることに違いありません。
野球選手なので野球の話をベースに話が進んでいますが、落ち込んだ時に少しでも前向きになりたいという人におすすめの書籍になっています。もちろん同じことは到底できませんが、前向きになることの大切さは感じられると思います。

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